讃岐うどんチェーン「はなまるうどん」は、うどんメニューに使っている麺を、4月1日から食物繊維を練り込んだ麺に全面的に切り替える。消費者の健康志向に対応するためで、値段は据え置き、全店で実施する。また、3月25日から定番化した「コクうまサラダうどん」(サラダうどん)販売記念も兼ね、4月中は健康保険など公的医療保険証の提示でサラダうどんの50円割引が受けられるキャンペーンを実施する。
新規導入する「はなまる食物繊維麺」は1玉でレタス1個分に相当する2.1グラムの食物繊維を含む。運営会社のはなまる(東京都中央区)が独自開発した。一方、サラダうどんは昨春に限定販売したメニューで、好評だったことから定番化する。ニンジン、カボチャやオクラなど5種類の野菜と蒸し鶏のサラダをうどんにのせ、ショウガ味とごま味のドレッシングのどちらかをかける。1食で野菜120グラムが摂れる「1日分」と同60グラムの「半日分」を用意。麺1玉の小は504円と399円と、中心価格帯が294円の中では高く、キャンペーン実施で健康対応の企業姿勢を浸透させる。