携帯電話事業者が5日発表した2012年度の携帯電話契約数は、新規契約数から解約数を引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが353万600件で3年連続首位だった。
番号持ち運び制度(MNP)による契約者の転入出状況は、KDDIが101万500件の転入超過となる一方、NTTドコモは141万300件の転出超過となり明暗を分けた。
大手3社で唯一米アップルの人気スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」を販売していないドコモの劣勢は深刻で、同社は今夏にもアイフォーンを投入するとみられている。
12年度の純増数は、ソフトバンクが3年連続で350万件超を維持して独走状態だが、KDDIも前年度比約50万件増の260万200件と好調。ドコモは同約71万件減の140万6500件にとどまった。