インタビューに答える平野信行・三菱UFJフィナンシャル・グループ社長【拡大】
三菱UFJフィナンシャル・グループの平野信行社長は12日、フジサンケイビジネスアイのインタビューに応じ、米国の銀行事業の経営体制を再編する方針を明らかにした。
米国に中間持ち株会社を新設し、その傘下に米銀行子会社のユニオンバンクと三菱東京UFJ銀行の米国部門を再配置する計画。2行に分かれていた米銀行事業を実質的に統合することで競争力を強化する狙いだ。
中間持ち株会社の設立時期は未定としたが、先行して今年後半にも組織運営の統合に着手する。具体的には企画や財務、リスク管理、事業融資など重複する機能の責任者を順次、一本化する方向で検討する。
すでに2年前から仮想持ち株会社組織を設けて両行の連携に取り組んでおり、これを本格的な再編に進める。