「保険ショップ」戦国時代 拡大か集約か…ビジネスモデル転換のとき (1/6ページ)

2013.5.12 20:00

複数の保険商品を比較したい顧客ニーズの高まりから拡大する保険ショップ市場。最近は顧客がショップも比較しはじめた=大阪市北区

複数の保険商品を比較したい顧客ニーズの高まりから拡大する保険ショップ市場。最近は顧客がショップも比較しはじめた=大阪市北区【拡大】

  • 市街地のオフィスビル内に移転、高級感ある内装で差別化を図る保険市場の名古屋支店
  • 落ち着いて相談できる環境づくりを重視した保険市場本店のブース
  • 人通りの多い駅チカや大型SCを選んで出店を続けている「ほけん百花」。後発組は認知度向上が顧客獲得に直結する=大阪市北区
  • 保険の見直し機会の多い子供連れ客獲得のため、キッズスペースを充実させた保険市場の名古屋支店

 保険各社がつくる商品の組み合わせを提案・販売する「保険ショップ」が、街角やショッピングセンター(SC)などで急増している。大手の生命保険会社や損害保険会社と委託契約を結び、顧客の相談を受けて最適な保険を販売し、保険会社から販売手数料を得るビジネスモデルだ。

 約15年前から急拡大し、保険ショップの数は全国で約1500もあるといわれる。出店競争が加速する中、保険ショップ草分けの「保険市場」を展開するアドバンスクリエイト(大阪市)が拠点を集約するという真逆の戦略をとりはじめた。業界淘汰(とうた)の前触れなのか、新たなビジネスモデルへの転換点なのか。

 複数ハシゴ、「選びたい」消費者

 「娘が生まれたので、学資保険加入と、ついでに家族の保険を見直したくて」

 大阪市内に住む主婦(32)は今春、大型SC内のある保険ショップを訪ねたが、加入は見送った。「結局、限られた商品をすすめられた気がする。相談する人との相性もあるのかな…」。また他の保険ショップに相談することを検討しているが、保険相談は一件の相談あたり2~3時間かかるだけに次のショップ選びも迷っている。

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