ロイヤルグループのロイヤルコントラクトサービス(東京都世田谷区)は、病院内にある運営レストラン2カ所で、タニタの監修による週替わりのヘルシーメニューの提供を始めた。病院利用者は健康志向が高く、栄養バランスに定評のあるタニタのメニューでサービス向上を図る。
同社がヘルシーメニューを展開しているのは、北海道大病院(札幌市北区)のレストラン「ROYAL」と、住友病院(大阪市北区)のレストラン「いずみ」で、午前11時から午後3時まで販売する。住友病院は平日のみで1日30食限定。価格は800円で統一した。
メニューは、ベストセラー書籍「体脂肪計タニタの社員食堂」にも掲載された、ささみのピカタ定食やチキンのオリーブオイル焼き定食など全10種類。いずれの定食も米飯に主菜、副菜2品と汁物という取り合わせで、野菜を多めに使うことで、1食あたり500キロカロリー前後、塩分3グラム前後に抑えた。
食事の際にかむ回数が増えるよう、野菜を大きめにカットするほか、栄養成分が壊れにくいように火を通しすぎないなど、調理法を工夫したほか、味付けも香味野菜やスパイスを活用することで、塩分控えめながらも飽きのこない味に仕上げた。
同社は現在、総合病院内に外来用のレストランを全国8カ所で運営している。