富士通は23日、管理職や半導体子会社で募集していた早期退職優遇制度に合計で2454人が応募した、と発表した。予想していた1900人を3割上回る応募があったが全員に適用、原則として6月30日付の退職とする。早期退職に伴う関連費用は前期(2013年3月期)に特別損失として計上ずみなので、今期の業績には影響しない。
同社は半導体事業などのリストラの一環として、4月から早期退職を募集していた。主に富士通の50歳以上の管理職を対象にした募集では、想定していた300人程度に対し491人が応募。半導体子会社の富士通セミコンダクターとグループ会社の従業員を対象にした募集では、想定していた1600人程度に対し1963人の応募があった。