トヨタ自動車は6日、米カリフォルニア州でのイベントで、北米向け主力乗用車「カローラ」の新モデルを発表した。全面改良は2008年以来5年半ぶりで、今秋発売する。現行モデルより2割近く燃費を向上した。価格は未定。
エンジンを改良して、高速道路での燃費性能は1ガロン当たり40マイル(1リットル当たり16.9キロ)を達成した。デザインは「伸びやかなシルエットと力強い外観」(北米トヨタ)に仕上げたという。
米自動車市場は拡大を続けているが、小型乗用車はメーカーの競争が激化しており、トヨタは新カローラで販売の上積みを狙う。ミシシッピ州とカナダの工場で生産する。日本での販売は予定していない。(ワシントン 柿内公輔)