ポータブルDNA解析装置【拡大】
NECは7日、開発中の持ち運び可能なDNA型解析装置の実証検査をニュージーランド環境科学研究所と共同で行ったと発表した。
海外での実証検査は初めて。血液のほかペットボトルの縁から採取した唾液、2人分の口腔(こうくう)粘膜が混じった混合サンプルなどで解析精度を確認した。従来の機器では1検体当たり約半日かかる解析速度を60分に短縮。さらに性能の向上を図り、最短で25分を目指す。
NECは国内外の捜査機関や医療、食品検査などでの利用を見込み、2014年度までに商用化したい考え。