日本商工会議所の岡村正会頭は7日の会見で、政府が6日示した経済財政運営の指針「骨太の方針」の素案について「成長戦略と財政健全化が明示されたことを歓迎したい」と評価するとともに、「財政健全化は『第4の矢』だ。8月には具体化してほしい」と述べ、社会保障給付の重点化や効率化など財政健全化に向けた具体策の実施を急ぐよう要望した。
一方、最近の円高・株安傾向に関しては「全て(安倍晋三政権の経済政策に対する)失望感とは考えにくい」と指摘。望ましい為替水準については「1ドル=85円から95円の間が適当だ」とした。