ダニ退治用のふとん専用掃除機をアピールするレイコップ・ジャパンの李誠晋社長=12日、東京都港区【拡大】
08年から世界市場の開拓にも乗り出し、欧州や米国で販売網を築いた。13年5月現在の同社集計で、世界での累計販売台数は150万台に達しているという。特許戦略にも力を入れているほか、世界的に権威のある英国アレルギー協会や米国FDA(食品医薬品局)からも効果に関する認定を受けた。
日本では当初、代理店を通じて販売を展開していたが、12年2月に支店を構え、本格的な販売に乗り出した。李社長はジャパネットたかたの高田明社長と親しいこともあり、日本市場の開拓にあたってはテレビ通販などを活用。テレビの情報番組などでも取り上げられ、家電量販店などでも売り上げを伸ばした。日本での販売台数は右肩上がりで増え続け、累計21万台に達したという。
市場も異例の伸び
日本電機工業会(JEMA)によると、電気掃除機の国内出荷額は1~4月の累計で前年同期比13.1%増の約347億円。中国の大気汚染問題の余波で需要が喚起された空気清浄機を除けば、白物家電では異例の伸びをみせている。