神戸製鋼所は12日、耐食性がある純チタンの薄板を使った高伝熱チタン板が、沖縄県久米島で実証実験中の海洋温度差発電設備の熱交換器に採用されたと発表した。同発電にチタン板が使われるのは世界初という。
海洋温度差発電は海洋深層水と表層水の温度差を利用し、沸点の低いアンモニアなどを気化させた蒸気でタービンを回して発電する再生可能エネルギー。
神鋼が開発した高伝熱チタン板「HEET」は、表面に微細な突起を施すことで熱伝達率を2割以上も高め、より小さな温度差でも発電ができるほか、熱交換器のコンパクト化につながり、設備コストも抑えられるという。