食の安全・安心財団が14日発表した2012年の国内外食産業の市場規模は、前年比1.5%増の23兆2386億円となり、5年ぶりに前年を上回った。一昨年3月の東日本大震災の反動で一世帯当たりの外食費支出が増え、拡大に転じた。特に市場全体の約1割を占める「宿泊施設」は、旅行控えが起きた11年の10.7%減から一転、4.7%増と高い増加率を示した。「食堂・レストラン」も3.2%増、「そば・うどん店」は0.8%増だった。
一方、ファストフードを含む「その他の飲食店」は1.7%減、「すし店」も0.7%減だった。