米IT各社が音楽サービス拡充 「クラウド」主流、モバイル普及に対応 (1/3ページ)

2013.6.15 08:00

 米IT各社が競い合うように音楽配信サービスを拡充している。インターネットで楽曲を管理する「クラウド」型が主流で、いつでもどこでも好きな音楽が存分に楽しめ、スマートフォン(高機能対電話)などモバイル機器の魅力も高める狙いがある。収益面などで不安も抱えるが、今後市場が拡大しそうだ。

 「(自分好みの)新しい音楽を探すなら、間違いなくベストの方法だ」

 アップルのクック最高経営責任者(CEO)が自信を示すのが、10日に発表した「iTunes Radio(アイチューンズ・ラジオ)」だ。

 ネット経由で200以上の「ラジオ局」から楽曲を配信するサービスを今秋から米国で始める。データを逐次受信・再生するストリーミングと呼ばれる手法を用い、ユーザーの好みのジャンルに合わせた楽曲を流すという。

 同様のクラウド型の音楽配信はパンドラ・メディアが先行し、グーグルも5月にまず米国で導入した。

アマゾン・コムは従来はCD販売が中心だったが…

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