モバイル端末によるeラーニング市場規模【拡大】
大学受験対策の授業の動画をインターネット配信により低料金で手軽に見られる「ネット予備校」ビジネスが活況だ。受験生にとってスマートフォン(高機能携帯電話)などがあれば、いつでも授業を受けられるのが人気の理由。リクルートは今年3月、受験生向け無料会員サイト「受験サプリ」内に月額980円で、動画配信された授業を受け放題の受験基礎講座を開設し、すでに約1万人の会員を獲得した。対する大手予備校は高付加価値をアピールしており、ネット予備校生の獲得争いが過熱してきた。
多彩な人気講師陣
「家が経済的に厳しく、塾や予備校に通ったことがなかったが、授業を低価格で受けることができ、感謝している」。リクルートの「受験サプリ オンライン予備校」会員となった高校3年生は、授業料を気にせずに利用できることを評価する。
同予備校は月980円を払えば、超難関大から中堅大までレベル別に5教科8科目、600以上の授業を好きなときに、何回でもスマホやパソコンで受けることができるのが売りだ。