三菱自動車の株主総会会場に入る株主ら=25日午前、東京都港区(古川有希撮影)【拡大】
《次の株主質問に移る》
男性株主 「品質改革について。1年かけてやると、なぜそんなにかかるのか。長すぎる。どうして3カ月でできない。耳を疑った」
横幕康次執行役員(品質統括本部長) 「今回、品質改革にあたっては、国交省のほうから立ち入り検査による報告を受けた。原因究明や国交省に対する説明が不足していた。さきほど改善施策を説明したが、非常に多岐にわたった改善策がある。これを迅速にかつ確実に実施していくことが重要だが、風土、業務品質の改革など、実施できるものは実施している。風土など人にかかわるものは、じっくりと改善施策をとらえ、1年またず、順次実施する」
益子修社長 「軽自動車のエンジンオイル漏れ。まことに申し訳ない。仕事のやり方に問題があった」と述べるとともに、「会社を変えるためには、お客さま重視がなにより。改革組織、風土改革など3つのチームを作りやっていく。諮問委員会の委員会にもアドバイスをもらう。なにも1年かけるわけではない。1年で発展解消できるくらいにしたい。事業の足下の業績は良くなっている。それでも、品質改善なくしては将来に不安を残す。必ず結果を残したい。変わっていく三菱自動車を見守ってほしい。会社を変えることがわたしたちの責務だ」