会話機能に加え、うなずく、握手などの動作もできるロボット飛行士「KIROBO」=26日、東京都豊島区【拡大】
東京大学先端科学技術研究センター、トヨタ自動車、電通などは26日、無人補給機「こうのとり」に載せて8月に国際宇宙ステーション(ISS)に届ける小型のロボット宇宙飛行士「KIROBO(キロボ)」を東京都内で公開した。
キロボは人工知能を搭載し、日本語で会話が可能。11月にもステーションに向かう若田光一さんを宇宙で待ち受け、日本人初の船長になる若田さんの話し相手となる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)も開発に協力した。
将来はスマートフォン(高機能型携帯電話)の膨大な機能を整理し、自発的に提案することや、車や家電製品との連動につなげていきたい考え。
ロボット製作や動作を担当した東大先端研の高橋智隆特任准教授は「15年以内に1人が1台のロボットと暮らす生活を実現したい」と抱負を述べた。