NTTドコモは、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末向けの通販サービス「dマーケット」で、小学館およびタカラトミーの学習コンテンツ(情報の内容)専用サイトを年内にも立ち上げることが11日、わかった。旅行や健康分野と並ぶ生活関連サービスの柱として0~6歳児のキッズ向け学習コンテンツを本格提供し、家庭でのスマホ普及につなげたい考えだ。
提供するコンテンツは、小学館はドラえもんなどのキャラクターや乗り物、動物などを使ったひらがな学習や絵本など。一方、タカラトミーは段階的に文字を学んだり、スマホで料理や仕事を疑似体験できる「ファミリーアップス」などとなる。複数のコンテンツをまとめて一括提供する方法などを検討している。
2社はそれぞれ知育教材のデジタルコンテンツを開発し自社サイトなどで販売しているが、dマーケット経由で販路を拡大する。
dマーケットは現在、ビデオや音楽、アニメなどエンターテインメント分野のコンテンツ提供を中心に展開。6月末の契約数は約660万件。ドコモはベネッセコーポレーションと連携するなど学習コンテンツの品ぞろえに取り組んできたが、親子で一緒に使える知育コンテンツを専用のサイトとして提供することで認知度を向上し、スマホの家庭利用を促進する。