世界文化遺産に登録された「富士山」の山頂でNTTドコモの高速データ通信LTE「Xi(クロッシィ)」の利用が可能になった。先日行われた3776メートルの日本一高い場所でのドコモのアンテナ取り付け作業に同行。「富士山でLTEを」と燃える技術者たちの熱気を浴びながら山頂での作業を取材した。(田坂定康)
作業当日。富士宮口5合目の天気はこれ以上ない快晴だった。世界遺産効果か駐車場は満杯で、登山客が次々と登山道に吸い込まれていく。
ドコモの技術者ら作業員と一緒に強い日差しに目を細めていると、ドコモ東海エンジニアリングに委託されて作業を担当する日本コムシスモバイルエンジニアリング部門の川崎伸弘担当課長が「山の天気は日に3度変わることも頻繁にある。山頂の天気は登ってみないと分からない」と曇った表情をみせた。そうなのか、ここはこんなに天気がいいのに…。
ドコモは携帯電話向けインターネット接続サービス「iモード」が始まった1999年から富士山でも利用できるよう取り組みを開始。その後、スマートフォンのLTEが主流になったため、登山口や登山道、山小屋の主要な拠点全てで使えるように作業を進めてきた。今回の山頂でLTE化作業が完了する。