携帯苦戦のパナソニック、ITCN株を全売却 事業再構築か

2013.8.16 12:15

 パナソニックが、携帯電話販売店の運営などを手がけるアイ・ティー・シーネットワーク(ITCN、東証1部)の保有株を全株、同社に売却したことが16日分かった。

 ソニーと韓国サムスン電子の2機種を優遇販売するNTTドコモの「ツートップ」戦略で、パナソニックの携帯電話事業は苦戦中。ドコモショップなどを運営するITCNへの出資メリットが小さくなった。

 ITCNは昨年10月、パナソニックの当時の子会社を吸収合併し、その買収代としてパナソニックにITCN株の20%を渡していた。

 パナソニックの子会社、パナソニックモバイルコミュニケーションズが関東財務局に提出した大量保有報告書によると、今年8月9日の市場外取引で、ITCNがパナソニック側の持ち株全株を引き取った。パナソニックの売却額は約90億円。

 同社は、携帯電話事業を再構築し、余分な保有資産を売却することで財務体質の改善も狙う。

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!