JFEエンジニアリングは19日、新潟県など4県で、ごみ焼却施設など都市環境プラントの基幹改良工事を受注したと発表した。受注額は計110億円。老朽化した焼却炉などの主要機器を更新・改造、施設運営などにかかる費用と二酸化炭素(CO2)排出量をいずれも抑えた長寿命の施設に改良する。
受注したのは、十日町市エコクリーンセンター(新潟県十日町市)▽中巨摩地区広域事務組合清掃センター(山梨県中央市)▽山武郡市環境衛生組合ごみ処理施設(千葉県山武市)▽本荘清掃センター(秋田県由利本荘市)-の基幹改良工事。いずれも竣工(しゅんこう)から15年以上がたち焼却炉などの老朽化が進んでいた。高効率のモーターや変圧器などでCO2排出量も減らす。
これらは「廃棄物の3R(リデュース・リユース・リサイクル)」推進のために計画された施設整備に関し、環境省が事業費の一部を自治体に交付する「循環型社会形成推進交付金」の制度を利用した事業。