【講師のホンネ】アンディ中村 上手な部下のほめ方、叱り方

2013.8.28 05:00

 私は現在、都内の東証1部上場商社に勤務するサラリーマンです。サラリーマンとして働きながら「職場コミュニケーション」をテーマに講演活動を行っています。特に私は「女性が生き生きと働ける職場づくり」にこだわって講演活動を行っています。

 「職場のコミュニケーション」について講演をしていますと、多くの方から相談を受けます。最近多いのは、「部下のほめ方と、叱り方」についての相談です。

 「部下のほめ方と叱り方は難しいよな…」と思われた方も多いのではないでしょうか?

 実は私も、「部下のほめ方と、叱り方」で悩んでいた時期がありました。当時の私は、皆とうまく接しており、チームはまとまっていると思っていました。ところが、ある時から一人一人のモチベーションに差が出始め、チーム全体の雰囲気が悪くなっていったのです。

 自問自答を繰り返し、わが身を振り返ってみて気づいたことがありました。それは、部下を指導する際に使っていた言葉です。叱るときには、「なんで、いつも遅刻してくるのだ!」「どうして毎回、同じ失敗をするの?」と伝えていました。

 指導された部下は「『いつも』って言うけれど、2回だけじゃないですか!」と反論します。「言い訳するな!!」と私が叱り、どんどんチームの雰囲気は悪くなります。

 一方、ほめるときには、「今回は、よく頑張ったね!」「たまには良い仕事をするじゃないか!」と、「今回は」「ときどき」「たまには」を多用していました。

 この「いつも」「また」「毎回」などを『永久言語』、「今回は」「ときどき」「たまには」を“一時言語”と言います。このままでは、どんどんチームの雰囲気が悪くなるため、ためしに逆の使い方をしてみました。

 叱るときには、一時言語を使い「今日は遅刻してしまったのだね」「たまたま、調子が悪かったのかな」と伝えてみました。逆にほめるときには、永久言語を使い「いつも、ありがとう」「○○さんには、また助けられたね」と言ってみました。すると、みるみる部下とのコミュニケーションがうまく取れ始め、チーム全体の雰囲気はどんどん良くなっていったのです。

 仕事を進めていく上で、ほめること・叱ることは上司として避けられない仕事です。上司としては、叱るときに永久言語を使いたくなりますが、逆効果なのだと分かりました。

 ほめるときには永久言語を、叱るときには一時言語を使うと、職場やチームの雰囲気を良くしていけるのだと気づいた体験です。

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【プロフィル】アンディ中村

 あんでぃ・なかむら 1969年、千葉県生まれ。職場コミュニケーションの専門家。都内の東証一部上場商社に勤務する一方で、講演講師としても活動している。「全国・講師オーディション2013」では準グランプリを獲得。その独特の語り口は「アンディ節」と呼ばれ、多くの支持を得ている。主な著書に『嫌いな人がいなくなる!』(同文舘出版)がある。

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