ダイキン「大盤振る舞い」の裏側 技術の世界標準化へ“深謀遠慮” (1/4ページ)

2013.9.15 19:00

新冷媒を採用することで温暖化への負荷を約3分の1にまで軽減したダイキンの家庭用ルームエアコン「うるさら7(セブン)」=大阪市北区

新冷媒を採用することで温暖化への負荷を約3分の1にまで軽減したダイキンの家庭用ルームエアコン「うるさら7(セブン)」=大阪市北区【拡大】

 9月に入っても残暑が続く中、現代人にとってエアコンは生活必需品となっている。業界最大手のダイキン工業(大阪市)は、自ら開発した“マル秘”技術を新興国で無償開放する方針を打ち出し、脚光を浴びている。

 「大盤振る舞い」(関係者)の裏側には、エアコンメーカーのパイオニアとして、将来的にも「世界の主導権」を握ろうとする深謀遠慮があるようだ。

 エアコンの血液「冷媒」

 その技術は、“エアコンの血液”といわれる「冷媒」に関するものだ。

 冷媒は、エアコンの室外機と室内機の間をぐるぐる回っているガスで、冷房時には部屋の熱を外に、暖房時には外の熱を部屋に運ぶ役割を果たす。

 もともと、エアコンの冷媒にはアンモニアや二酸化硫黄などが使われていたが、有害で燃えやすいため、20世紀半ばには、「無害で燃えない安全な冷媒」としてフロンが普及。しかし、フロンによるオゾン層破壊問題がクローズアップされ、現在、多くのエアコンメーカーはオゾン層を破壊しない冷媒「代替フロン」を使っている。

ところが、R32はやや燃えやすいという弱点があった

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