「黒船」相手に苦戦するスマホ国内勢 パナソニックが個人向け事業撤退 (1/2ページ)

2013.9.27 06:10

国内携帯電話市場のメーカー別シェア

国内携帯電話市場のメーカー別シェア【拡大】

  • iPhone5の新型の発売を待つ人たち=20日午前7時32分、大阪市北区のヨドバシカメラマルチメディア梅田(沢野貴信撮影)
  • NTTドコモから発売された新型「iPhone」=東京・有楽町(宮川浩和撮影)
  • NTTドコモから発売された新機種のiPhone=20日午前、東京・有楽町(宮川浩和撮影)
  • 大阪府門真市のパナソニック本社

 パナソニックは26日、国内の個人向けスマートフォン(高機能携帯電話)事業から撤退すると正式に発表した。NTTドコモが米アップルの「iPhone(アイフォーン)」の取り扱いを始めるなど、国内スマホ市場の競争環境が厳しくなったことから、安定需要が見込める法人向けに経営資源を集中する。

 パナソニックは携帯電話子会社の人員約1000人のうち9割強を、法人向けスマホの開発子会社などに配置転換する。従来型携帯電話の製造・販売や、個人向けのスマホサービス部門は残す。

 スマホの唯一の生産拠点であるマレーシア工場の生産ラインは8月中に一部休止した。

 パナソニックの携帯電話事業は2013年3月期に81億円の営業赤字を計上。NTTドコモが今年の春夏商戦で、ソニー製と韓国サムスン電子製を集中的に販売する「ツートップ戦略」をとったのに続き、今月20日には新型アイフォーンを発売したことで、個人向けスマホ市場での生き残りは厳しいと判断した。

国内勢は存在感を失い、埋没しかねない

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