ゲーム雑誌を発行するKADOKAWAエンターブレインブランドカンパニーは11日、家庭用ゲームの2013年度上期の国内市場は前年同期比15.4%減の1483億円だったと発表した。
内訳はゲーム機が12.8%減の532億円、ソフトが16.8%減の950億円。ソフトのヒット作が少なかったことなどが響いた。上期に1500億円を割り込んだのは1477億円だった04年度以来、9年ぶり。
ゲーム機の販売台数は、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」が13.0%減の180万5931台でトップ。ソニー・コンピュータエンタテインメントの携帯型ゲーム機「プレイステーションVita(ヴィータ)」が14.1%増の37万3899台で2位だった。
ソフトの推定販売本数は、カプコンの「モンスターハンター4」(3DS向け)が9月中旬の発売にもかかわらず、254万2114本で首位。任天堂の「トモダチコレクション新生活」(同)が143万3836本で続いた。
下期は3DS向けの「ポケットモンスターX・Y」など人気ソフトが発売されることから、KADOKAWAエンターブレインは年度全体の市場規模では前年並みになるとみている。