インタビューに応じるソニーの平井一夫社長=11日、東京都港区【拡大】
ソニーの平井一夫社長は11日、フジサンケイビジネスアイなどのインタビューに応じ、世界6位以下にとどまるスマートフォン(高機能携帯電話)の販売シェアについて、3位の実現を目指す考えを示した。また、テレビなどエレクトロニクス(電機)部門は「当初の計画通りに動いている」と述べ、目標に掲げている2014年3月期の黒字化に自信をみせた。
米調査会社IDCの出荷台数シェアによると、13年4~6月期は、首位が韓国サムスン電子の「ギャラクシー」、2位が米アップルの「iPhone(アイフォーン)」、3位が韓国LG電子で、上位5社にソニーは入っていない。
平井社長は「全世界でシェア3位を確実に押さえていく」とした上で、「米国と中国での戦いが大きな柱になる」と語り、シェアが低い米国と中国での事業展開を強化する意向を示した。同時に、シェアが高い日本と欧州にも優先的に経営資源を配分していく考えだ。