PAL、15年ぶり欧州便再開 11月4日からマニラ-ロンドン

2013.10.16 06:00

 フィリピン航空(PAL)が15年ぶりに欧州便を再開する。路線拡大や新機材導入で、成長が見込まれるアジア航空市場での競争力強化を図る。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

 フィリピンの航空各社は安全基準などの問題により、2010年4月以降、欧州への乗り入れを禁じられていたが、今年7月、欧州連合(EU)はPALに限り安全性を認め、禁止措置を解除した。

 PALは11月4日から、マニラ-ロンドンに週5便を就航する予定で、欧州への乗り入れは1998年以来となる。パリやローマへの年内就航も検討している。

 PALの社長兼最高執行責任者(COO)で、地場複合企業サンミゲル・コーポレーションのラモン・アン社長は、PALが100%出資する航空機リース会社に5億ドル(約492億円)を投じる方針も明らかにした。

 PALは新規路線の拡大や増便を見込み、今後5年間で新規に71機の航空機を調達する意向だ。

 国際航空運送協会(IATA)によると、アジア太平洋地域の航空旅客数は今後、平均年率6.7%増で拡大すると予測され、16年には世界の航空旅客数の約3割を占め、北米や欧州をしのぐ世界最大の航空市場になるという。

 中東の航空各社もアジア航空市場への参入を狙っており、競争はますます激化しそうだ。(シンガポール支局)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!