NECが開発したクラウド連携型ロボット「パペロプティ」=東京都港区【拡大】
NECは11日、インターネット上で情報をやり取りするクラウドと連携したロボットサービスについて、全国の地元企業などと協力し、来年1月から順次スタートすると発表した。NECが15年かけて開発してきたロボット技術がいよいよ実用化に踏み出す。クラウドとの連携は初めてで、高齢者の見守りや子供の学習、店舗宣伝用など幅広い分野で活躍が期待される。
NECが開発したクラウド連携型ロボットプラットホームは、家庭向けに小型化した見守りロボット「PaPeRo petit(パペロ プティ)」と、さまざまなアプリケーションを提供するためのクラウド基盤から構成される。
パペロ プティは身長24センチ、体重1.3キロ。従来のテスト機と比べて半分のサイズに小型化し、家庭や店舗など身近な生活空間になじむように工夫した。クラウド側へ機能を移すことでロボット本体に組み込む機能を厳選でき、コストダウンにつなげた。