「ITは苦手」とされている高齢者を対象に、インターネット上で情報をやりとりするクラウド技術を使って仕事を紹介するサービスが続々と登場している。いつでもどこでも仕事を探せる利便性から、年間500万円以上を稼ぐ人や、生きがいを求めて登録する人もいるという。高齢者の労働力活用は政府の成長戦略にも盛り込まれており、有効な取り組みとして注目されそうだ。
ITベンチャーのクラウドワークス(東京都渋谷区)とテレビ東京は今月4日、高齢者向けに、ネット上で完結する仕事を紹介する無料サービス「シニアワークス」を立ち上げた。
データ入力やテープ起こしなどが中心。パソコンに不慣れな人のため、ネット上でセミナーを開くことも検討している。2014年9月末までに登録者10万人、業務依頼総額10億円を目指す。