リヴァンプの最近の主な支援、新規事業【拡大】
【成長ニッポン】(上)
企業再生支援会社のリヴァンプ(東京都港区)が矢継ぎ早に新規事業に乗りだしている。同社の社長兼最高経営責任者(CEO)は、カジュアル衣料のユニクロを展開するファーストリテイリングで副社長を務めた沢田貴司氏(56)。有望と判断した分野で収益を上げるとともに、実務経験を通じて優秀な経営者を育てるのが狙いだ。英語で「刷新」を意味する社名をどれだけ体現し、理念に掲げる「日本経済を元気にする」という役割を果たせるのか。創業9年目に入った沢田氏は、ビジネスリーダーとしての力量を改めて問われる局面を迎えている。
元客室乗務員を起用
「この店から『朝文化』を発信したい。何を食べるかで、朝がすごく元気になれる。そのきっかけづくりを提供したい」
港区の複合施設、六本木ヒルズの一角に5日に開店した卵料理中心の飲食店「エッグセレント」の事業運営を担う神宮司希望(じんぐうじ・のぞみ)さん(28)は、こう意気込む。有機農場で調達した卵を使い、コメを採り入れたオリジナルメニュー「エッグ ベネディクト」などが好評だ。