【挑む】ビオメディクス・藤永則雄社長 (1/2ページ)

2013.11.29 05:00

 ■抗加齢サプリ OTCの販促につなげたい

 ビオメディクスは、ジェネリック医薬品(後発薬)を核にして、独自のサプリメントや化粧品を開発・製造し、販売している。主なターゲットは、抗加齢医学(アンチエイジング)に強い関心を抱く層。藤永則雄社長は「品質の高さが当社の売り物だが、知名度はまだまだ低い。とにかく商品を使ってもらい、普及につなげたい」と語る。

 --現在の事業概要は

 「主力はジェネリック医薬品。国が利用促進を進める中、安全、高品質で安価な医薬品の開発を積極的に行い、製品を供給している。今は利益が出ているが、今後は新規参入メーカーの増加によって過当競争になり、当社の経営環境は厳しくなるだろう」

 --どういった対策が必要となってくるのか

 「独自のサプリメントや化粧品の開発に力を入れることだ。例えば蜜蜂を経由して作られる物質、プロポリス。一般的な製品はべとつくが、当社の場合、水溶性のため水に溶けやすく、使用しやすくなっている。また、バラを原料とした『ばらじゅりえ』もサプリメントと化粧品で積極的に展開している」

 --バラに注目した理由は

 「さまざまな作用があるといわれているからだ。当社は、濃厚な香りを持つ『ダマスクローズ』の世界三大産地であるブルガリアで、無農薬栽培を行っている農家と直接契約している。それに基づき開発したサプリメントの『ばらじゅりえ』は口臭や体臭を抑え、スーパービタミンEであるトコトリエノールを摂取でき、美容と健康維持に役立つ。化粧品としては肌に張りや艶、潤いを与える」

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