日本の軽自動車はガラパゴスではない 国際競争力高める源泉 (1/4ページ)

2013.12.5 12:00

軽自動車首位の低燃費を実現したスズキ「アルトエコ」

軽自動車首位の低燃費を実現したスズキ「アルトエコ」【拡大】

【ビジネスアイコラム】

 作業が始まっている2014年度税制改正の焦点になっているのが、地方税である軽自動車税(地方税の市町村税)の増税問題だ。

 総務省は1984年以来の軽増税を目指すが、自動車業界は猛反発している。「軽ユーザーは低所得の方が多く、弱い者イジメだ」(鈴木修スズキ会長兼社長)、「超高齢化が進む中、軽は地方の足。消費税増税に加え軽自動車税が上がるなど、決して容認できない」(伊奈功一ダイハツ工業会長)と。

 軽自動車税増税論は、消費税率が10%となる15年に廃止される自動車取得税(地方税の道府県税)の代替財源という性格で浮上して、まさにいま与党税調で協議されている。

 さて、税にばかり気をとられているが、軽はいまや新車販売の4割を占める。そこで、角度を変えて軽自動車がもつ価値について触れてみよう。

軽否定論者「日本の独自規格でありガラパゴス。なので必要ない」

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