日本アジアグループが運営する「星が浦ソーラーウェイ」。太陽光発電は発電機器の低コスト化、高効率化などの技術的課題を抱える=北海道釧路市【拡大】
独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、太陽光など再生可能エネルギーの国内外における技術動向や課題をまとめた「NEDO再生可能エネルギー技術白書」を公開した。再生エネの導入拡大には発電コスト低減などの技術革新が欠かせないと指摘し、太陽光発電の変換効率向上や発電機器の長寿命化などに取り組む必要があると強調した。
白書では、再生エネの現状について「太陽光やバイオマスなどの発電コストは火力発電と比較すると2~3倍程度の水準とまだまだ高いのが欠点だ」と指摘。その上で、一層の普及には「技術開発のさらなる推進、市場拡大による量産効果などで発電コストを減らしていくことが求められる」とした。
技術的課題の克服に向け、太陽光など分野ごとに言及した。太陽光では、発電機器の低コスト化や高効率化、長寿命化に加え、これまで設置が進んでこなかった建物の壁面や水上などへの設置技術を開発する方針を示した。
風力発電では、高効率な風車の開発やメンテナンス技術の高度化などを挙げた。さらに洋上風力で風車の大型化などに取り組むことで「世界最大級の7メガワット洋上風車の技術を確立し、国内外へ展開することを目指す」と明記した。