ホンダの新型SUV「ヴェゼル」【拡大】
部品によっては、設計開発までもメガサプライヤーと呼ばれる世界部品最大手に任せるという、自前主義にこだわる今までのホンダを否定するような生産方式も採用。デザイン開発や装備の充実などに振り分けた。
ヴェゼルはフィット、シティと合わせて世界で年160万台販売する最量販車種との位置づけで、開発責任者の板井義春主任研究員は「フィットよりもヴェゼルが売れる地域もある。相互に補完していきたい」と話した。
競合車種として、日産自動車のSUV「デュアリス」などを想定するが、国内においてはトヨタ自動車のHV「プリウス」からの乗り換えを最も狙っている。主力の購買層は50代がメーンで、先行受注においては約9割をHVが占めている。