パチンコ機メーカーや機器流通会社、ホール運営会社などで組織する日本遊技関連事業協会(日遊協、会長・庄司孝輝氏)は9日、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で今年初めての定例理事会と新年会を開催するとともに、合わせて開かれた記者会見では2013年度に実施されたパチンコ・パチスロファンアンケートの調査結果報告(ダイジェスト)が行われた。
パチンコ・パチスロファンアンケートは毎年、パチンコホールの来店客を対象に、ファンの定点観測調査として実施しているもの。
昨年の調査結果では、来店頻度や遊技時間といった行動の変化は小さく、実益より時間消費やストレス発散というレジャー目的のファン増加や、依存問題への関心の高まりなど、意識の変化が目立ってみられたという。
なお、こうした傾向は近年続いており、いずれ行動の変化となって表れると推測している。また、今回の調査では、パチンコから遠ざかりがちな“スリープユーザー”について、パチンコをやめた理由と復帰した理由が違うことや、現行ファンの4割は年に1回以上未経験者をホールへ誘っていることが判明。遊パチ・ハネモノといった手軽に安く遊べる台は、それらを普段遊技しないファンからも必要だと思われていることなども分かった。