昨年は販売台数過去最多の約92万台を記録した中国市場でも、新型「ヴィオス」などの生産を増やし、2年連続で過去最高を記録する計画だが「中国は、外交問題のカードをいつ使ってくるか分からない。戦略的拠点と位置づけるには、リスクが高すぎる」(自動車アナリスト)との指摘もある。このほか、日本同様に、各国で高いシェアを誇る東南アジア市場でも、韓国・現代自動車、GMなどが侵攻しており、収益性を保てるかが課題となりそうだ。
このほか、2018年に販売1000万台を目指すVWとの真っ向勝負も待っている。これまで、欧州市場はVW、北米、アジア市場はトヨタなどとすみ分けていたが、1000万台規模となれば、中南米など重複する地域が今後、増える見通し。