日産自動車は3日、2018年をめどに提携先のルノーと、共通化した部品を組み合わせて生産する車種を15車種以上に広げ、全生産量の7割まで高める方針を明らかにした。開発コストは従来比で4割程度削減できる見込みで、収益力向上を目指す。
日産・ルノー連合の新生産方式は「コモン・モジュール・ファミリー(CMF)」と呼ばれ、車両を大きく5つの共通部品に分けて、各車種がそれぞれ自由に組み合わせる仕組み。
日産のスポーツ用多目的車(SUV)「ローグ」(米国生産)、「キャシュカイ」(英生産)、「デュアリス」(複数工場で生産)が、CMF第1弾として昨年末から生産を開始した。