ベルトコンベアーによる土砂の搬出作業=宮城県東松島市野蒜地区(藤澤志穂子撮影)【拡大】
東日本大震災から3年、被災地ではがれき処理がほぼ終わり、復興に向けた土地造成が本格化している。地元自治体から委託を受けた都市再生機構(UR)と大手ゼネコンが計画を主導。作業を少しでも急ごうと、不足するダンプカーの代わりに巨大なベルトコンベヤーを活用したり、設計・施工を一体運営する「コンストラクション・マネジメント(CM)方式」と呼ばれる手法を導入したりするなど、建設業の将来を占う試みが進んでいる。
被災地を車で走ると、全国各地のダンプカーとすれ違う。ナンバープレートは札幌から湘南、大阪、沖縄まで。全国から建設業者が集まる様子がうかがえる。
それでも人材不足は深刻だ。東京五輪の関連工事が本格化すれば、資材も人も東京に集中しかねない。「その前に復興を軌道に乗せたい」と宮城県建設業協会の幹部は焦りの色をにじませる。
津波の被害を受けた宮城県東松島市野蒜(のびる)地区の市街地整備事業では、不足するダンプカーに代わる全長1.2キロメートルの巨大なベルトコンベヤーが1月から土砂の搬出を始めた。運営は自治体からの委託で計画全般を担うURと、URが依頼した大成建設がマネジャーを務める共同事業体(JV)だ。