東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾートが3階アトリウムロビーに設置した喫煙スペース「スモーキングラウンジ」。間口は狭く中は洞窟のような奥行きを感じる【拡大】
「快適に共存」
しかし「喫煙場所からたばこの臭いや煙が漏れて困っている」「どのように分煙すればいいか分からない」などの声は少なくない。飲食店の場合、提供される料理や店舗の雰囲気により求められる分煙方法は違う。
それに応えるのがJTの分煙コンサルで、04年の活動開始以降、年間約500件の相談に応じてきた。社会環境推進部の石井哲郎部長は「飲食店なら店のポリシーを聞き、培ってきたノウハウや知見を生かし最適な喫煙環境の整備に向けて手助けする」と説明。その上で「分煙とは、人は分けずに煙を分けること。吸う人も吸わない人も快適に共存できる」と強調する。
非喫煙者の多くは全面禁煙まで求めていないが、煙や臭いを迷惑と感じる人もいる。気流のコントロールや工夫をこらしたデザインで両者が快適に過ごせる環境をつくれても、非喫煙者への気配りやマナーがなければ喫煙者への風当たりは強まる。(松岡健夫)