オリンパスは9日、同社の旧経営陣によって行われた粉飾決算により損害を受けたとして、7日付で三菱UFJ信託銀行など信託銀行6行から損害賠償請求訴訟の提起を受けたと発表した。
訴訟を起こしたのは、三菱UFJ信託銀のほか、日本マスタートラスト信託銀行、日本トラスティ・サービス信託銀行、資産管理サービス信託銀行、野村信託銀行、ステート・ストリート信託銀行の6行で、請求金額は合計で279億1456万7399円。
信託銀行各行は、訴訟の理由として、オリンパスが過去の損失の計上を先送りするために2001年3月期から12年3月期第1四半期までの有価証券報告書や半期報告書などで虚偽記載を行ったことで損害を受けたとした。