日本自動車販売協会連合会(自販連)が14日発表した4月の中古車登録台数(軽自動車を除く)は、前年同期比9.6%減の29万7548台と5カ月ぶりで前年水準を下回り、4月としては1978年の統計開始以来最低を記録した。消費税増税前の駆け込み需要を受けた反動減で乗用車の販売が大幅に落ち込んだ。
車種別では、普通乗用車が10.9%減の12万3589台、小型乗用車が10.3%減の13万1642台といずれも2ケタの減少。普通貨物車(トラック)は0.6%増の1万5592台と若干増加したものの、小型貨物車は4.1%減の1万8222台となった。
消費税が3%から5%に増税された1997年4月の中古車登録台数は0.9%減に留まり、同6月には需要が回復した。今回は増税幅が前回より大きいこともあって反動減の落ち込みも大きくなっており、自販連担当者は「いつごろ回復するかは読みにくい」と話している。