国際協力機構(JICA)は21日、官民連携で取り組むインフラ事業の予備調査で三菱商事のミャンマーの都市鉄道や駅周辺一体開発、フィリピンの病院開発など3件を採択したと発表した。三菱商事はオリエンタルコンサルタンツなど5社と共同でミャンマー最大の商業都市ヤンゴン環状鉄道線の近代化事業や駅の周辺開発の事業化調査を行う。環状線は総延長47.5キロだが、老朽化が激しく利用者は1日約10万人にとどまる。鉄道の近代化で旅客数を2023年以降、2~3倍に増やし、運賃収入をあげる。事業費は鉄道の近代化に1000億円、周辺開発に3000億円を見込む。