ウィンコーポレーション・中村真一郎社長【拡大】
■食材流通事業を新たな成長の柱に
ネット通販の急成長に伴い、宅配便の取り扱い数が増加している。しかし物流業界は少子高齢化と3K(きつい、汚い、危険)職場のイメージで若い人から敬遠され、ドライバーの確保が難しい。2015年には最大で14万人が不足するとの国土交通省の予測もあり、物流業界は中堅以下の廃業やM&A(企業の合併・買収)などの動きが活発化している。ウィンコーポレーションはドライバー派遣に加え、飲食店向けの食材流通事業を新たな柱に成長させて生き残りを図る。中村真一郎社長に事業戦略を聞いた。
--大手物流会社へのトラックとドライバーの派遣が事業の中心を占めている
「街中を走っているヤマト運輸や佐川急便のトラックには、当社のような物流会社や派遣業者がかなりいる。物流業は単に荷物を届けるだけでなく、個人宅などを訪問するので従業員教育が重要だ。また若い人から敬遠されて人が集まりにくい。しかし当社には人材を集めるノウハウがあり、教育制度も整っている。そのため顧客の要望に沿った質の高いドライバーを派遣することができる」
--ドライバー不足については業界内では「2015年問題」として懸念されているが
「若者が来ないのもそうだが、普通免許しかなく中型・大型を運転できない人も多い。そこで自社で免許を取得させている。全国的な人手不足のため、事業の継続が困難になった各地の中小の会社からM&Aを持ちかけられ、実際に4社を傘下に収めてきた。現在も3社について検討している」