「ニュース閲覧アプリは日本が一番進んでいる」と海外進出に意欲をみせるグノシーの木村新司共同最高経営責任者【拡大】
■網羅・即時性を武器に海外進出
スマートフォン(高機能携帯電話)向けニュース閲覧アプリで利用者を増やしているグノシーが、海外進出に乗り出した。英語版アプリを新たに開発、4月22日から英国で、5月13日には米国で配信を始めた。今後は他の地域にも拡大。3年後に国内2000万人を含む、1億人の利用者獲得を目指す計画だ。
ニュース閲覧アプリは、インターネット上で利用者の関心が高そうな記事を収集し、閲覧できるソフト。記事の見出しだけを集め、読む際には掲載元のウェブサイトへ移動する。
グノシーは、東京大学の大学院生3人が2012年に創業。その前年に初公開した社名と同名のアプリは、交流サイト「フェイスブック(FB)」や短文投稿サイト「ツイッター」の利用状況を自動解析しながら記事を収集するのが特徴だ。現在は2000~3000サイトから情報を集めている。大学院の研究で培った人工知能技術を活用し、利用者の好みを学習するため、使えば使うほど好みに合った記事を集められる。
記事情報は朝、昼、夕方、夜の4回配信。自動的にカテゴリー分けしたり、ランキング化する機能も備えている。グノシーは、ダウンロードベースで300万人超の利用者を獲得。国内では「ヤフーニュースアプリ」「スマートニュース」と熾烈(しれつ)な競争を展開している。
ニュース閲覧アプリは、スマホの普及とともに利用者を増やしてきた。パソコンではポータル(玄関)サイトや新聞大手のサイトにアクセスする人が多いのに対し、スマホでは操作の快適性や見やすさを追求した閲覧アプリが優位だからだ。 木村新司共同最高経営責任者(CEO)は「駅のホームやエレベーターの中にいるときなどの『隙間時間』に適している」と強調する。