【ピックアップ】ポイントによる遊技機の交換レンタル実現 (1/2ページ)

　２００７年、パチンコホールの“ローコスト経営＆エコ営業”の推進に向け、業界ではじめてパチンコホール間での中古機レンタルシステムをスタートさせたキーマンズ・キャピタル（東京都目黒区）。現在、会員数も７００社を超えている。

　このレンタルスキームは画期的だった。パチンコホール間での直接レンタルを実現させることで流通における余分なコストをカット。そのコストパフォーマンスと利便性の高さは、低貸玉営業が普及するなか高く評価され、会員数も徐々に拡大。１４年４月には新レンタルサイトＲ－ＮＡＶＩをスタートさせた。

　キーマンズのシステムは、ユーザーニーズに合わせて次々に進化。１０年末には、よりスムーズな中古機レンタルの実現に向け、“オトナ店長”と名付けた在庫管理システムの導入に踏み切った。同システムは携帯アプリを用いたパチンコホール向け遊技機管理ソフト。安価な利用料で、遊技機の入庫からレンタルまで簡単かつスムーズな流通を実現させた。加えて１２年には、中古遊技機の売買やレンタルにクレジットカード決済を導入。パチンコホールには支払い方法の多元化、カード利用に伴うマイレージやポイントの獲得などさまざまなメリットがもたらされることになった。そして今般、ポイントでの遊技機交換レンタルを実現するという。同システムは、オトナ店長を導入するパチンコホールの提案や意見に基づいて誕生。まず、初回に１００万ポイントがキーマンズからオトナ店長導入店舗に支給される。このポイントを利用して会員間で中古遊技機のレンタルを実施。現金によるやり取りが発生するのは、借り手がキーマンズへのレンタル手数料（１万ポイントを１万円と換算した１０％）を支払うときのみとなる。