--普及に向けて取り組んでいることは
「マーケットの底上げには医薬品卸の流通ルートを通して売らないと難しい。当社の薬局は全都道府県にあり、その流通ルートを通すことで全国の病院・薬局にジェネリック医薬品が届く仕組みを整えている。自社製品だけでなく、他のジェネリックメーカー製品も数多く扱っており、現在では600品目近くをそろえている」
--4月にテバ製薬の埼玉・春日部工場を買収した
「子会社での製造にも力を入れており、基本的に既存のつくば工場(茨城県つくば市)は大量生産品と多品種少量品の一部、徳島県の工場は多品種少量品で、春日部は他メーカー製品の受託製造が中心となる。今後は工場の合理化などを進め、コスト削減にも努めていく」
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【プロフィル】三津原博
みつはら・ひろし 昭和薬科大薬卒、1974年武田薬品工業入社。80年3月日本調剤を設立し、現職。日本保険薬局協会会長や日本保険薬局政治連盟会長などを歴任。薬剤師。東京都出身。