【遊技産業の視点 Weekly View】 (1/2ページ)

2014.6.14 05:00

 □松下智人 藤商事執行役員 開発本部副本部長

 ■本気のパチスロ機開発で「面白さ」追求

 藤商事がパチスロ機の開発をスタートさせたのは2000年のこと。初めて市場に投入したのは「ツインバーニング」だったが、パチンコと同時発売になった2機種目の「サンダーバード3」は約2万台を受注した。その後、パチスロ5号機でも数機種発売したが、予想以上に苦戦。事業の撤退を検討した時期もあり、一次休止もした。

 しかし、生半可な気持ちでパチスロ機開発に着手したわけではない。“パチスロメーカーとして認められる魅力ある遊技機の開発”を志半ばで諦めることはできなかった。実際、パチンコメーカーだという意識が払拭できていなかった部分もある。そこで、全社で意識改革を実施。開発体制を抜本から見直し、11年、本格的にパチスロ機開発を再始動させた。

 新筐体(きょうたい)を用意し、「RAVE」「ゲゲゲの鬼太郎」などをリリースする中で、パチスロ本来の面白さというものをいま一度見直し、徹底的に追求していく姿勢を開発スタッフ全員で共有。パチンコとは違うパチスロ独自の演出体系の構築や出玉性能を実現すべく、トレンドを徹底分析。情報入手ルートの拡大や、マーケティングの強化にも着手した。現在、開発のPDCAサイクルを地道に回しつつ、パチスロ本来の面白さを追求していく背景で、着実にクオリティーの向上が図られてきたと感じている。徐々にではあるが、市場でも藤商事のパチスロ機の変化を実感していただけているのではないかと思う。

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