■裾野拡大 今年は女子限定イベントも
NPO(特定非営利活動)法人の日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)が、情報セキュリティー人材の発掘・育成を目的として開催する国内最大のハッカー大会「SECCON 2014」の実施概要を発表した。サーバーに保存した情報を旗に見立て、これを取得する速さや個数で勝敗を決めるCTF(Capture The Flag)でコンテストを実施し、情報セキュリティー技術にたけた者たちが攻撃技術や解析能力を競う。
◆海外参加者に対応
予選を7月より順次実施し、予選通過者による決勝戦を来年2月に開催する。今年は、オンライン予選を英語でも実施することで海外からの参加者にも対応するほか、女性限定のワークショップも開催して参加者層の拡大を図る。
予選は、日本語によるオンライン予選を7月、英語によるオンライン予選を12月に開催し、それぞれ上位8チーム程度を決勝戦に招待。このほか、9~11月に全国で開催する地方大会を通過したチームが決勝戦に進む。地方大会は現時点で横浜、長野、札幌、大阪の4カ所が決定しており、追加も検討するという。さらに協賛企業が8~10月に開催するバグハンター合宿などのセキュリティーイベントとも連携。それらイベントの参加者で優秀な成績のチームに対してシード権が与えられ、計25チームでSECCON 2014の決勝を戦うスケジュールとなっている。