佐川、主婦１万人パート採用　軽量な荷物、自宅付近で配達 (1/2ページ)

　佐川急便は１９日、宅配要員として主に主婦を対象に今後２年間で１万人のパートを採用する方針を明らかにした。雑貨など軽量の荷物を１日当たり３０個程度、自宅周辺で配達する。荷物数に応じた時間勤務となる。流通業界はインターネット通販の拡大による宅配便取扱量の増加で人手不足が深刻化しており、主婦に家事や子育ての合間の時間を有効活用してもらうことでサービス向上を図る。

　パートには住宅地で自宅から半径１～３キロの担当エリアを指定。営業所から配送されるエリア内の荷物を自宅などで受け取り、自転車や徒歩で個別に配達する。勤務日や働く時間帯は自由に選べるようにし、同じエリア内に複数のパートを配して分担する。給与は、原則として配達個数に応じて支給する。１日３時間、平日５日間働いて月５万～８万円の収入となる見通し。

年収１０３万円以下で勤務する主婦のパート採用を想定