顧客の高齢化が進むなか、安心・安全な遊技環境構築へ真剣に受講する参加者【拡大】
パチンコ・パチスロを科学的に研究し、産業として新たな価値化を図るパチンコ・パチスロKAI総合研究所(東京都新宿区/平澤黎哲代表理事)の「けんぱち研究会」は6月18日、同研究所内で「認知症サポーター養成講座」を開催した。
“けんぱち”とは、健康パチンコの略で、パチンコホールが顧客や地域の人々の脳と体の健康を守っていこうという取り組み。パチンコホールが地域に不可欠な健康情報発信センター、健康福祉施設になっていくことを目指す。
同研究会では、篠原菊紀諏訪東京理科大学教授による脳活動に関する健康情報の発信をはじめ、高齢者のための体操や食事に関する知識を提供する勉強会を月1回のペースで開催。今回、厚生省が進める認知症サポートキャラバンの一環として行われている「認知症サポーター養成講座」を新宿区から講師を招いて実施した。講師は同区役所の職員で保健師の狩野千草さん。
なお、多くの人に認知症について知ってもらい、当事者やその家族を温かく見守る支援者になるサポーターを増やしていくのが認知症サポーターキャラバンの趣旨。パチンコホールの現場を見ると、店舗に通う顧客の高齢化が進む背景で、若いパチンコホールスタッフが認知症に対する正しい知識を持っていない現状。パチンコファンの健康寿命を伸ばすことを目指す「けんぱち研究会」では、認知症について正しく知ることでの高齢者に対する接客向上、通う本人にとどまらず家族が安心してパチンコホールに送り出せる環境構築の一助となるよう同講座を開いた。