日産東京販売ホールディングスグループの東京日産自動車販売(東京都品川区)は、このほど開設した多摩境店(東京都町田市)に、デジタルサイネージ(電子看板)を導入した。
閉店後、店舗内に設置されたスクリーンに日産自動車のCMを放映。店は車の通りが多い町田街道に面しており、午後11時頃まで道路側から映像を見ることができる。これによって新規顧客の開拓を目指す。
同グループは東京日産自動車販売のほか、日産プリンス東京販売などによって構成されている。全112店舗のうち、こうした手法を導入するのは初めてで、他店舗への展開も検討していく。
多摩境店は東京日産自動車販売にとって、34カ所目の店舗。約5年半ぶりの開業となる。新店舗周辺のエリアは同社にとって空白区で、若い層の流入も見込めることから進出を決めた。
スタッフの数は店長以下12人。「女性顧客を意識した店舗」(日産東京販売ホールディングスの酒井信也社長)としており、1カ月当たりの目標は新車販売が15台、サービス売り上げは1000万円を計画している。